ベビーローションはワセリンと何が違う?デイリー使いにおすすめなのはどっち?
赤ちゃんのお肌のケアで度々取り上げられるのがワセリンです。
誰でも一度は聞いたことあるのではないでしょうか?
よく病院などで処方される保湿剤といえば、ワセリンではないでしょうか?
白色ワセリンとかプロペトとかサンホワイトといった種類がありますが、違いは純度だと思ってください。サンホワイトが一番高純度で不純物が少ないというわけです。
ワセリンに似たヴァセリンというものもありますが、何が違うのかな??と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にワセリンもヴァセリンも同じです。
ヴァセリンはユニリーバが販売している商品で化粧品扱いですが、ワセリンは医療系での取り扱いのようになっています。
内容はワセリンもヴァセリンも同じです。
ではこのワセリンと赤ちゃんのお肌の保湿ケアに使用されるベビーローションとでは何が違うのでしょうか?
栄養のベビーローションと保護のワセリン
保湿剤のワセリン、保湿スキンケアのベビーローション、どちらも保湿とついていますが、役割が全く異なります。
保湿には2種類あります。
一つはお肌に潤いを与え、水分保持をサポートする保湿。
もう一つは潤いを逃さないように閉じ込める保湿です。
ベビーローションはどちらの保湿もバランス良くこなしますが、ワセリンの場合は潤いを逃さない保湿となります。
潤いを逃さない保湿ではありますが、ホホバオイルとか馬油といった油分とワセリンも違いがあります。
それは、ホホバオイルや馬油は抗菌効果やお肌の状態を整えるといった美容効果を持ちますが、ワセリンはそういった美容効果はなく、保護という役割に特化しています。
ちなみにワセリンは石油由来です。
石油由来と聞くと拒否反応が出る方も多いかもしれませんが、石油由来の成分がお肌に悪いわけではありません。
反対に植物由来だからといってお肌に優しいわけでもありません。
イメージだけで誤解しないように注意しましょう。
ワセリンで注意すべきは紫外線などを浴びた際の油やけです。
それ以外で特にお肌にとって負担となるといったことはありません。
毎日のベビースキンケアに用いるならどっちがおすすめ?
ではベビーローションとワセリン、デイリー使いにはどちらが良いのでしょうか?
答えはベビーローションです。
病院でワセリンをもらう理由としては、ワセリンを塗ることでお肌を保護するという目的とカサカサの乾燥肌がトラブルを招いている場合は乾燥を悪化させないように潤いを閉じ込めるためということが挙げられます。
薬として湿疹などの炎症や痒みを抑えるものを処方され、それと同時にトラブルの原因からお肌を守るためにワセリンを渡されるわけです。
ですが、先程も言いました通り、ワセリンにお肌に潤いを与える効果はありませんし、美容効果もありません。
デリケートな赤ちゃんのお肌に必要なケアは肌トラブルからお肌を守るためのバリア機能のサポートです。
お肌のバリア機能は水分と油分のバランスで保たれていますので、赤ちゃんのお肌のバリア機能をサポートするためには水分と油分をバランス良く補ってあげることが必要となります。
そのためには水分と油分がバランス良く配合された乳液タイプのベビーローションがおすすめです。
赤ちゃんのお肌をトラブルから守る、いわゆる予防スキンケアのためにはベビーローションでしっかりとケアしてあげましょう。
デイリー使いにおすすめの4つのベビーローションを紹介していますので、是非参考にしてみてください。