ベビーローション選びと同じくらい大切なベビーソープ選び
ベビーローションは保湿を目的としているため、お肌をケアしているという実感も沸きやすく、乳児湿疹対策などでこだわって選ばれる方が多いと思います。
一方ベビーソープはというと、洗浄が目的のため、あくまでもお肌のケアの前段階の準備としての認識が強いかと思います。
最近はベビーソープ選びにもこだわるママさんは増えてきましたが、どうしてベビーソープ選びもベビーローション選びと同じくらい重要なのかという点についてご紹介したいと思います。
ベビーソープはお肌への負担となりえるからこそ選び方が重要
ベビーローションの場合は保湿というあきらかにプラスな要素が強いのですが、ベビーソープはあまりお肌にとってプラスにはなりにくいです。
なぜかというと、
よく大人の女性向けのクレンジングの宣伝文句で「お肌のリセット」と謳われることが多いです。
ベビーソープも同じように洗浄することでお肌についた汚れや過剰な皮脂を洗い流してお肌の状態をリセットします。
皮脂というのはお肌の潤いを守るための重要な保湿機能がありますので、皮脂を洗い流すということはお肌を乾燥させやすくなります。
乾燥させやすくなるということはお肌にとってマイナスな要素ですね。
しかもベビーソープのような洗浄系化粧品に含まれる界面活性剤は種類によって影響の大小はありますが、お肌に負担を与えます。
保湿成分が配合されていたとしても、ベビーローションとは違って結局は洗い流すため、ベビーローション程の保湿効果は望めません。
つまり、ベビーソープはお肌の状態をリセットしてくれますが、お肌にとってプラスとなる要素はほとんどないのです。
だからこそ、ベビーソープ選びはお肌への負担がなるべく少なく、さらにお肌の潤いを守って洗えるものであることが最も大切な事と言えます。
簡単にいうと、お肌へのマイナスをなるべく減らすことが重要です。
ベビーソープ選びは次のステップであるベビーローションによる保湿スキンケアにも影響を与えます。
ベビーソープ選びは何がポイント?
ベビーローション選びと同じくらい大切なベビーソープ選びですが、選ぶ際にチェックすべきポイントは何でしょうか?
まず、ベビーソープで最も配合量が多いのは水ですが、次に多いのが洗浄成分です。
洗浄成分の質は種類によって様々で、配合量が多いので影響力も大きく、洗浄成分選びでベビーソープ選びの8割くらい決まるといっても過言ではありません。
洗浄成分は色々ありますが、
ベタイン系やアミノ酸系、タウリン系、グルコシド系といったお肌にやさしく、その上潤いを残して洗える成分がおすすめです。
そして、次は保湿成分も大切です。
保湿成分を見る場合には「保水力」に注目しましょう。
保水力というのは水を蓄える力です。
お肌には天然保湿因子や細胞間脂質といった保水機能に優れた成分があります。
天然保湿因子で有名なのはアミノ酸やヒアルロン酸です。
細胞間脂質といえばセラミドです。
こういった成分は保水力に優れていますので、ベビーソープにもこれらの成分が配合されていることで角質層に浸透した際に潤いを保持してくれます。
最後のポイントはシンプルさです。
やはり赤ちゃんのデリケートなお肌のことを考えるとあれもこれもと保湿成分などを足しまくるよりは、必要最低限にとどめてなるべく配合成分数を少なくする方が良いです。
たくさん成分が入っているとそのうちの何かの成分がお肌に合わない場合に肌トラブルが起こってしまう場合がありますので、シンプルな成分構成で作られたベビーソープだとそういったリスクが軽減されます。
以上のように、ベビーソープは単なる赤ちゃんのお肌を洗う道具ではなく、選び方次第で赤ちゃんのお肌を健やかに導く為にとても役立ちますので、是非、ベビーローションと同じくらいしっかりとベビーソープを選んであげて下さい。