子供が産まれた知っておきたい乳児湿疹の対処法について
湿疹は、肌にぶつぶつができて赤くなった状態のことです。かゆみを伴うことも多いです。
乳児湿疹では、赤ちゃんの肌に湿疹が見られます。
まだ生まれて間のない赤ちゃんの肌は大人と比べると皮膚がデリケートであり、バリア機能があまり働いていません。
ですので、湿疹などの皮膚に見られるトラブルが比較的多いということを留意します。
いろいろな原因がありますので、原因をしっかりと把握したうえで適切なケアを行うことが求められます。
ここでは乳児湿疹の種類や対処法についてご紹介します。
乳児湿疹の種類と対処法
乳児の湿疹の種類については、
乳児脂漏性湿疹・あせも・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーによって発生する湿疹などが挙げられます。
乳児脂漏性湿疹は、顔や頭部のあたりに黄色っぽいかさぶたのようなものやフケのようなものが現れてきます。
このタイプの湿疹の場合にはかゆみについてはほとんどありません。
ただ、一度炎症を起こすと赤く腫れあがったり、患部が湿った感じになることがあります。
原因としては過剰分泌された皮脂が肌表面や毛穴に溜まることで発生しやすいです。
新生児の場合、皮脂の分泌が多いということや外部からの刺激を受けたり、汚れてしまうことによって炎症をひき起こしてしまうこともあります。
対処法としては、肌をきれいにしておくことが大事です。爪でひっかくことがないように短く切ることもしておきます。
あせもは暑い時期に多いです。
汗をかきやすくてむれてしまいやすい部分に発生する湿疹のことです。
かゆみをともない、よく泣くようになります。
こちらも肌を清潔にするととともに、定期的に着替えさせておくようにしておくようにしましょう。
アトピー性皮膚炎では顔や頭、耳たぶなどに湿疹ができて、強いかゆみがでます。
刺激を少なくするようにして、なおかつ清潔を保つようにします。
症状の現れ方についてはきちんと見守るようにします。
食物アレルギーの場合には、原因となる食べ物を食べることによって口の外や中に発疹ができます。
ただ、種類によっては全身に赤い発疹ができることもあります。
重症の場合は発疹だけではなく呼吸困難になったり下痢や嘔吐などの症状が現れることもあります。命にかかわることもありますので、呼吸困難などを引き起こした場合にはすぐに救急車を呼んで治療を受ける必要があります。
代表的なアレルギーを引き起こす体質については卵・牛乳・小麦・大豆などがあります。
この4種類についてはできるだけ摂取を避けるようにします。
少なくても1歳を超えてから少しずつ食べさせてみるようにします。
ただ、事前に医師と相談しながら行うほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんのお肌にできる湿疹全般を乳児湿疹と呼び、乳児湿疹には色々な種類があり、それぞれ原因や対処法が異なります。
ですが、アトピー性皮膚炎以外の乳児湿疹については原因がわかっていますので、予めどのようなことに気を付けておけば良いのか知っておくと乳児湿疹の予防につながります。
子供が産まれたら基本的な乳児湿疹についての知識は身に付けておくと良いでしょう。
赤ちゃんのお肌を清潔に保つのに役立つベビーソープや赤ちゃんのお肌を乾燥から守るベビーローションなどを上手に用いてしっかりと予防スキンケアをしてあげましょう。