汗疹予防にベビーパウダーは使った方がいいの?

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今の30代くらいの方ならよく塗られていた記憶があるかもしれませんが、汗疹対策やおむつかぶれ予防として天花粉(てんかふん)が使われていたりしました。

白い粉でポンポンと肌に当てるとお肌の表面が粉でサラサラになります。

天花粉と同じようなものとしてシッカロールというものもあります。

また、こういったお肌に付ける粉末状のものをひとまとめにベビーパウダーと呼んだりします。

昔はよく使われていた天花粉などのベビーパウダーですが、最近ではあまり使われなくなりました。

ベビーパウダーが使われなくなった理由やベビーパウダーの代わりに行うべきスキンケアについてご紹介したいと思います。

どうしてベビーパウダーは使われなくなったの?

天花粉やシッカロールといったベビーパウダーの用途はお肌の表面に塗っておくことで、サラサラな状態にし、お肌同士の擦れによる肌トラブル予防や、汗やおむつ内の湿気を吸収しお肌をベタベタさせずに保つことで汗疹やおむつかぶれ予防をしましょうということで使われていました。

こういったベビーパウダーはタルクやデンプン、流動パラフィン、シリコーンなどが配合されています。

ちなみにこういった成分でお肌にとって美容効果のあるものはありません。

ではなぜこういった成分が使われるのかといいますと、汗や湿気などを吸収したり、お肌を保護するために使われます。

ではどうして最近ではベビーパウダーが使用されなくなったのかといいますと、
まず、粉末ということで空気中に舞いやすく吸い込んでしまって気管に悪影響が及ぶ可能性があるということがあります。

さらに、汗の通り道である汗腺にベビーパウダーが詰まってしまったり、汗を含んで固まったベビーパウダーがお肌への刺激となったりするなどが挙げられてベビーパウダーはあまり良くないという流れになってきたようです。

タルクにアスベストが含まれるという事件があって、タルク自体のイメージが悪くなったのも原因の一つだといえます。

現在のタルクにはアスベストが含まれないよう規制されていますので、アスベストの心配はないようです。

ベビーパウダーが本当に汗腺いつまるのか、汗を吸収して固まった場合にお肌への刺激となるのかどうかは実際のところ不明です。

ですが、ベビーパウダーの成分自体にお肌への保湿などの美容効果はほとんどありませんので、塗らずに汗疹やおむつかぶれ予防ができるのであれば、それに越したことはありません。

ベビーパウダーを使わずに汗疹やおむつかぶれ対策する方法

汗疹やおむつかぶれは汗やおむつ内の悪い環境を放置することによって起こりやすくなります。

たとえベビーパウダーを振っても多量の汗の場合は流されたりしますので、汗などの放置を改善することが一番大切です。

実際スキンケアよりももっと効果的なことがあります。

それは、衣類の工夫、こまめなおむつ交換です。

赤ちゃんの肌着は吸水性、通気性、速乾性の高いものを選ぶことが大切です。
これは肌着だけでなく、布団やタオルなどにも同じことが言えます。

あくまでもお肌へのやさしさは忘れないようにしましょう。

これだけで、汗対策としてかなり大きな効果が期待できます。

おむつもつけっぱなしにしがちですが、こまめに交換してあげることでおむつかぶれ予防に大きな効果が期待できます。

おむつ交換のポイントとしては、
排泄物などがお肌についている場合は洗ったり拭き取ったりしてあげますが、その際にお肌をしっかりと乾かしてから新しいおむつを着けてあげることです。

お肌が湿っていると雑菌が繁殖しやすくなり、おむつ内環境の悪化の原因にもなります。

そのうえで、スキンケアのお話しに戻ります。

汗疹やおむつかぶれの原因はお肌が汗や排泄物などによって汚れている状態とも言えますので、お肌を清潔に保つことが大切です。

その場合に活躍するのはベビーソープです。

お肌の汚れをベビーソープでしっかりと洗い流すことが重要ですが、ベビーソープ選びにもポイントがあります。

それは、『適度な洗浄力』『お肌に優しい』『潤いを守る』
の3つの条件をクリアしたベビーソープを選ぶということです。

洗浄力が強すぎるとお肌への刺激となったり、乾燥を招いたりします。洗浄成分以外の成分も赤ちゃんのデリケートなお肌に優しい成分が使われていることも大切です。

洗い流してしまうとはいえ、洗った後のお肌の潤いを守るために保湿力も必要です。

また、お肌がカサカサに乾燥していると肌トラブルを招きやすくなってしまうため、ベビーローションによる保湿ケアによってお肌を乾燥から守ってあげることでより万全の肌トラブル予防につながります。

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