赤ちゃんにベビーローションを塗ったら湿疹が…。これって副作用?
大切な我が子の肌トラブルを何とかしようと思い、購入したベビーローションを塗っていたら肌トラブルが治るどころか、新たにブツブツと湿疹ができてしまった。
これってベビーローションの副作用なの?
と疑問に思われる方のためにベビーローションを塗ることによって起こる湿疹について説明します。
ベビーローションに副作用はあるの?
そもそもベビーローションを使うことで副作用というものはあるのでしょうか?
ベビーローションは商品の分類上は化粧品に該当します。
化粧品以外には医薬部外品と医薬品がありますが、
それぞれ効能効果が異なります。
化粧品で謳える効能効果というのは、お肌に潤いを与えるとか、健やかに導くとか、ハリ・ツヤを与えるといった保湿によって得られる内容となっています。
一方ベビーローションの中でもたまにある医薬部外品つまり、薬用のことですが、医薬部外品には有効成分が配合されていて、有効成分で認められている効果範囲内で効果効能を謳うことができます。
最後の医薬品ですが、これは一般的にいう薬です。
お医者さんにいって処方される薬や薬局やドラッグストアで購入できる薬が医薬品に当たります。
医薬品は第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品の3種類があり、数字が小さいほど取扱いに注意が必要な医薬品となります。
医薬品には炎症を抑えたり、痒みを抑えるといった効果があります。
効果がある反面、副作用もある可能性があります。
副作用というのは基本的に医薬品に当てはまることで、そもそも保湿するなどの効果しか謳えない化粧品には副作用はありません。
ベビーローションを使うことで湿疹が出来る理由
では、どうしてベビーローションを使うことで湿疹ができたりするのでしょうか?
その理由としては次の3つが考えられます。
①ベビーローションに配合されている何かの成分に対してアレルギーを持っている
②ベビーローションに配合されている何かの成分が刺激となった
③乾燥していた肌にベビーローションを塗ったことでお肌がびっくりした
だいたい上記3つのパターンとなります。
①に関してはどのようなベビーローションを使っても起こりえることです。
赤ちゃんの持つアレルギーすべてを把握することは難しく、合う合わないは使ってみないとなかなかわかりません。
低刺激なベビーローションでも刺激の強いベビーローションでも起こりえるので、低刺激なベビーローションを見つけたらとにかく試してみて合う合わないを確認してみましょう。
③のケースは、乾燥しているお肌、つまり、お肌のバリア機能を失った状態のお肌なので、ある意味刺激を感じての反応と言えるかもしれませんが、本来であれば刺激に感じないような刺激でもカサカサに乾燥している場合には刺激と感じる場合があるので、しばらく様子を見てみることも必要です。
塗った直後に湿疹が出てもすぐに治まるようならお肌がびっくりしただけかもしれません。
②が一番問題となるケースで、刺激の強い成分が配合されていることで起こる湿疹はいつまでも湿疹が治まらなかったりするので、原因となっているベビーローションそのものを見直すことが必要となります。
ベビーローションを変えて湿疹が治まった場合でも変える前に使っていたベビーローションの刺激が原因となっていたパターンとアレルギーによって合わなかったケースがあることは知っておきましょう。
どちらが理由なのかについてはなかなか判断することは難しいので、低刺激なベビーローションだと判断したらまずは使ってみるのが良いでしょう。